新鮮果物農家 古山果樹園!のブログ

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ステビア農法とは?

ステビア?

ステビア農法は、鹿児島県でステビアを栽培していた農家が、ステビアの葉を刈り取った茎を堆肥としてミカンを栽培したところ、ミカンの味覚が変わったことから利用されるようになったと言われ、その後ナシ、モモ、イチゴ、ブルーベリー、メロンなどの栽培にも用いられている農法で今最も注目されている農法です。果物だけでなく、どんな植物にも効果があり、他のどんな農法と組み合わせても相性抜群ですが、ステビア農法単体でも充分すぎるほどその成果を発揮します。

ステビアの効果って?

ステビアの抗酸化性や抗病性のある成分は植物の免疫機能を改善し、本来持っている植物の病害虫への抵抗力をアップします。またステビア自体が持っている分解物質を植物が素直に吸収することによって次のような効果が現れます。

①土壌の有効微生物が増え、土壌が改良されます!

土壌に生息する有用微生物は、さまざまな物質を植物が吸収できるような形で分解を行い、植物はその栄養を吸収して育つことができます。
しかし、現在の農法では大量の農薬を用いて生産を維持するシステムが主流となっており、これら農薬の作用で土壌中の有用な微生物が激減し、ほとんどの土が死んでいる状態になっています。
ステビア農法を行うと、有用微生物が増殖し、ミミズなどが増えて本来の土壌に戻すことが可能となります。そこに育つ植物は本来の持つ力を発揮し、結果として美味しい自然の味の農産物が収穫出来るのです。
ステビアが本来有している植物糖度は他の植物に吸収されます。自然の甘みが農産物に含まれることによって、作物が一段とまろやかな味となり、次のような食味の向上が見られるのです。

1. 野菜,果物の自然の味が出てくる
2. ビタミン、ミネラルの豊富な作物が摂ることができる
3. 果物の甘みが増す
4. 野菜がみずみずしくなる
5. 風味(味・香り・歯触り)が良くなる

 

②農作物の日持ちが良くなります!

ステビアの有用成分、特に抗酸化作用の成分を作物が吸収すると、果実などは日持ちが良くなります。したがって、新鮮さを保つことができるようになります。
葉菜類(ほうれん草、小松菜など)では、ステビアの施用によって株が強健になり、葉肉が厚くなり、しおれが少なく、日持ち性を高めます。抗酸化とは細胞が腐食するのを防ぐはたらきがあり、日持ちを長くすることになります。
日持ちのよさは、食味の維持につながります。例えば、ステビア農法による米は炊飯後も長く食味を維持出来ます。炊飯後の時間経過が長くても、ご飯を炊いた直後と美味しさはあまり差が無く、普通の米より長く保たれます。

③作物の生長を促進させます!

ステビア農法を行うと作物の根の張りがよくなるため、養分の吸収効果も高くなります。ステビアに含まれるミネラル、ビタミン、抗酸化有用物質などが理想的に含まれているため、植物の生長に最も有用に働くのではないかと考えられています。

④収穫期間が長くなり、収量が増えます!

植物の免疫性と耐性が向上することによって活力が増し、長生きすることが出来る様になります。当然のこととして、繁殖、生長によって収穫も増え、品質も一定化します。また、種の発芽率も良くなります。

⑤栄養素が向上します!

農作物のミネラルやビタミン類を増加させる効果もあります。
とくにカリウムやビタミンCの増加が明らかにされています。

⑥残留農薬及び硝酸態窒素が低減します!

近年、農産物の安全性が重要視されています。とりわけ硝酸態窒素は発がん性に関係があると指摘されています。
ステビア農法は、硝酸態窒素を低減する有用な手段であり、農産物の価値を高めます。これまでの測定結果から、ほうれん草などの葉菜類では、硝酸態窒素が減ることによって苦みなどが少なくなり、食味もよくなる傾向があります。

参考資料(株式会社アイ・タックル様HP)